2017年03月12日

流れ流れて瀬戸内へ

「この地に移住することを決めるのに3年かかりました」「全国を旅して、やっとこの地を見つけました」移住にスポットを当てたテレビ番組を見ていると、そんな声が聞こえてくる。「移住の決断」と「移住地の選定」は、人によって順序はいろいろだろうが、「どこに移住するか」が大問題であることに変わりはない。 

 

「海が見える高台がいい」「朝、小鳥のさえずりで目覚めるような森の中」「歴史が感じられる集落の一角」人によって好みはさまざまだろうが、どんぴしゃの地域・物件が簡単に見つかることは希だ。北日本・東日本か西日本か、海か山か、都市部との距離は? 迷いだしたらきりがない。 

 

わたしの場合は、ずばり消去法で絞ることにした。まず、雪が積もらないこと、冬にいま(東京)より寒くないこと。これで北関東以北の東北・北海道と山陰・北陸、そして移住地として人気の甲信地方をはじめ各地の高原が消える。次に大地震・津波の心配がない(少ない)こと。そうすると本州・四国の太平洋岸は消去。3番目に台風の直撃がないこと。よって九州・沖縄はリストから外す。 

 

「どこも残らないじゃないか」と言われそうだが、そんなことはない。瀬戸内である。夏の季節風四国山地に、冬の季節風は中国山地によって各々遮られる。このため年間を通じて天気湿度が安定してWikipediaいて、降雪日数は少なく、台風の直撃もない。直下型の地震も少なく、東南海・南海地震が起こっても、瀬戸内海での津波はせいぜい2~3メートルだといわれている。
 

穏やかな瀬戸内
穏やかな瀬戸内海。波は静かで、まるで湖面のようだ。


というわけで、移住を具体的に考えはじめた当初から、地域としては瀬戸内地方にターゲットを絞った。ただ、四国側と瀬戸内海の島々は除外することにした。夏のキャンプを始めクルマで日本各地を旅することを今後の楽しみにしている身としては、立派な自動車道が3ルートもできたとはいえ、四国はやはり少し遠い。一方、小豆島など移住者に人気の島がいくつもあることは聞いているが、大きな買い物のたびにフェリーというのも大変だ。

もうひとつ重要な点がある。地元が移住者の受け入れに積極的なことと、その結果として移住者が多いこと。移住者の受け入れに積極的な地方は、気質として「開放的」だろうし、移住者が多ければ、それだけ「風通し」をよくしている可能性がある。
 

 

ネットで調べてみると、岡山県がこの条件を満たしていることがわかった。「移住サイト」を設けているのはもちろん、東京でも定期的に「移住相談会」を開いているし、東京に「アドバイザー」を常駐させている。岡山は、移住先の人気ランキングでも、たいてい5位以内に入っている。移住者も多そうだ。 

 

では、岡山のどこにするか? 岡山といっても広いのである。 



y1_tokita at 15:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0)移住