2023年02月02日
10年10万キロ
わが愛車MRワゴンくんに2度目の車検の時期が訪れた。4年前、3度目の車検を済ませたばかりの7年落ちのクルマを購入したので、ことしで製造から11年になる。買ったときの走行距離は5万数千キロだったが、この4年で5万キロほど走り、トータルの走行距離は10万キロを超えた。
乗用車は製造から10年、10万キロが寿命の目安とかつてはいわれていたが、クルマの品質は昔と比べて格段に向上している。整備さえきちんとしていれば、いまや10年、10万キロのクルマも新車と変わらぬほどに快調であることが多い。げんにわがMRワゴンくんに目立った問題点はない。先日、急にエンジンがかからなくなるというトラブルがあったが、その日のうちに自然解消した。その後はすこぶる快調である。
このブログに前にも書いたが、わたしは新車というものを購入したことがない。乗ってきたクルマは、どれも中古車である。中古のほうが安いというのが一番の理由だが、クルマにくわしいある知人の説では、コストパフォーマンスからいって絶対に中古車のほうがおすすめだそうである。
最初のクルマ、スターレットSは7、8年乗っただろうか。このクルマで長野の七曲の急坂を登り、村営(当時)の戸隠キャンプ場にも行った。ルーフキャリアに荷物をてんこ盛りにし、そのころ小学生だった甥っ子も一緒だった。
2台目のマークIIワゴンは10年近く乗ったと思う。このクルマで伊豆にハネムーンにも行ったし、当時住んでいた埼玉から京都・奈良へ母を連れて何度も旅行に出かけた。年に何度もキャンプに行った。
その次に乗ったのはフォルクスワーゲン・ゴルフワゴンである。このクルマは15年くらい乗った。よく走ったが故障も多く、点検・整備のたびに出費がかさんだ記憶がある。その次が4年前にお釈迦にしてしまったフォルクスワーゲン・ポロである。
どのクルマにも思い入れがあり、仕方なく廃車にするまでは手放すことができなかった。そのころの自分と家族の記憶、旅先の思い出などが、それぞれのクルマに詰まっている。
いま乗っているMRワゴンくんもすでにそういう存在である。なるべくこまめに点検整備をして、このさきもできるかぎり乗りつづけたい。