2023年07月26日

Wordが使えない!(その2)

何とか直ったと思ったWordだったが、おかしな兆候はまだ残っていた。ファイルを開いたときに全画面表示にならないのである。画面に隅っこに最小化された画面が現れる。「閉じる」「最大化」「最小化」のボタンだけのきわめて小さい画面である。それを最大化して使っていたが、使えないことはないので我慢していた。 

ワードが使えない
パソコンが「家電」になる日は来るのか。


そしてある日、例の症状がまた現れた。ファイルを開こうとすると
Wordが立ち消えしてしまうのである。何の警告表示も出ない。ただただ、立ち上がらないのである。 

  

しかし、前回の経験で、Wordが組み込まれているOffice365をアンインストールしてインストールし直せば大丈夫だと思っていたので、わりと軽く考えていた。甘かった。 

  

今回は、アンインストール、インストールをしてもまったく直らなかった。これには困った。いろいろとサイトを調べた挙句、マイクロソフトが提供する修復ソフトを使い、完全にアンインストールして入れなおしてみた。これでダメなら打つ手がない。直ってくれ! 

  

結果からいうと、期待もむなしく直らなかった。サブスクリプションで料金を払っているのに、これはないだろうとも思うが、直らないものは直らない。長期戦の構えでネットに記してある対処法を一つひとつ試していくしかない。 

  

もちろん、それでもダメなら、ということも考えた。マイクロソフトの顧客対応デスクに相談してみるとか、妻が会社勤めをしていたときに世話になっていた業者さんにお願いするとか・・・。 

  

そうこうするうちに、パソコンに連絡が来た。ひとつはプリンタドライバの更新である。ネットの記事によると、Wordが立ち上がらない原因のひとつに古いプリンタドライバが残っていることが挙げられていた。ひょっとすると、プリンタドライバの更新で何かが変わるかもしれない。もうひとつは、定期的に送られてくる更新のお知らせである。これも、何らかの変化を起こしてくれる可能性がある。 

  

両方の更新をやってみると、なんとWordが立ち上がった。開いたときに全画面表示にならない点は直っていないが、それでも実用上、問題なく使える。今回のトラブルはいったい何だったのだ。トラブルの原因もなぜ直ったのかもわからない。ただただ大いに疲れた。 

  

それにしても、パソコンはトラブルが多すぎる。たしかに便利で、いまや生活に不可欠だが、完成度が低すぎるのである。テレビ並みにとまでは言わないが、性能を上げることばかりでなく、「家電」として安心して使える方向で改良してもらえないだろうか。 

  

高齢者を中心にパソコンに苦手意識をもつ人がいる一因は、操作の複雑さだけでなく、こうした「突発事故」にもあると思うのだが・・・。



y1_tokita at 12:00|PermalinkComments(0)瀬戸内暮らし