2018年01月06日

瀬戸内は寒い!

東京からの移住先を選定するとき、わたしはいくつかの条件を考えた。そのなかには東京より寒くないことも含まれていた。岡山県の県南・瀬戸内市に決めたのは、地震などの天災が少ないこともあるが、東京より温暖な気候だろうという思いがあったからである。 

  

ところがである(岡山弁だと「ところがじゃー!」と言うところなのだろうが)、実感として瀬戸内は東京より寒い。「カフェ明治屋」の客席は、この時期、夜中の3時からエアコンをかけていても7時の開店時になかなか18度、20度まで上がらない。エアコンがない廊下などは、通るだけでブルブル震えるほどである(わたしは、「シベリアン廊下」と呼んでいる)。 

カーブミラー
「カフェ明治屋」の前。カーブミラーも霜で真っ白。


もちろん、これは「カフェ明治屋」が古民家であるということが大きく影響している。昔の家は、「家の作りやうは、夏をむねとすべし」という徒然草の教えに従って、夏に涼しい(冬に寒い)ようにできている。「カフェ明治屋」も、あちこちに隙間が空いていて、外からの風が入ってくる。これでは寒くてたまらない。「冬はいかなる所にも住まる」(徒然草)というわけにはいかないのである。
 

  

そこでわたしたちは、とにかく隙間をひとつずつ埋めていくことにした。隙間テープやコーキング剤、目立たないところはプチプチシートやガムテープで塞いだ。窓ガラスに断熱シートを貼ったりもした。少しは違うのだろうが、気休め程度のようで、やはり寒い。 

  

うちだけが寒いのかと思っていたら、そうでもないようだ。ご近所の方もお客さんも、みなさん「寒いねぇ」と言っている。実際、朝方の気温は、氷点下になっている。昼間も10度に届かなかったりする。 

  

テレビの天気予報で東京の気温と比べてみると、岡山のほうが低い日も多い。東京だけが小春日和という日もある。いまになって思うと、東京は暖かかったのだ。しかもわたしたちは、東京では鉄筋コンクリート造りの集合住宅に住んでいた。暖房が効かないわけがない。 

  

東京より南に移住してのこの寒さに、妻からは「話が違う」と言われてしまった。しかし、沖縄などを除けば、たいていのところは東京より寒いのかもしれない。 



y1_tokita at 09:53|PermalinkComments(1)瀬戸内暮らし | 移住