2022年10月05日
遅い夏休み(その3)
神社の祭礼の「御奉仕人」の話のつづき。いよいよ夏期休暇に入り、祭礼の日まであと2日となった。わたしたちはお願いしてあった駄菓子の詰め合わせを引き取り、お供え物の酒や乾燥椎茸、バナナやごぼう、サツマイモなどの野菜・果物類、麦茶とつまみなどを買いそろえた。あとは前日に買う真鯛と生花のみである。
そうしておいて、宮総代のMさんにこれでいいのかチェックしてもらった。親切なMさんはわざわざウチまで出向いてくれ、並べた品々を見てくれた。Mさんがいうには、これでいいのだが懇親会用の麦茶とつまみ、お菓子がもう少しあったほうがいいそうだ。危ないところだった。見てもらって本当によかった(あとで聞いた話だが、前年はお茶とお菓子が足りなくて、急遽、「御奉仕人」がクルマで買いに行ったという)。
祭礼前日、備前の「海の駅」で真鯛を購入。生花と追加の麦茶、お菓子類をそろえる。これで抜かりなくそろった(はずだ)。
祭礼の当日は8時前に集会所にお供え物など一式を載せたクルマで出向く。お盆にお供え物の野菜や果物を並べ、生花を花瓶に生ける。11時に祭礼は始まった。宮司さんがお宮で祝詞をあげるときにはわたしも町内会代表の1人として並び、その後、集会所での祭礼となる。宮司さんが祝詞をあげたあとにわたしも祭壇にサカキをささげたのだが、慣れない正座をしていたので、よろけそうになり、危うくすっころぶところだった。危ない、危ない。
宮司さんのお言葉のあとは懇談会である。飲みたい人は酒を注ぎ、そのほかは麦茶を飲みながらお菓子をつまむ。コロナ前にはこの席でケース入りのビールが用意されていたという(さらに前には、集会所の台所で奥さんたちが煮炊きして料理を作っていたという)。そのころでなくて助かった。
この小宴会は1時間ほどでお開きになり、後片づけをして終了した。今回は、例年のわたしたちのようにまったく参加せず駄菓子セットを届けなければならない先は皆無だった。これも助かった。
稲荷神社の祭礼の「御奉仕人」。気を揉んだし疲れたが、やってよかった。一応、町内会の一員としての責任は果たせたわけだ。ただ、30年後にまたやれと言われたらつらいが。