2018年11月23日

明治屋特製ドライカレー

前回、ドライカレーに触れたのでその続きを。「カフェ明治屋」のランチメニューはオープン当初、「日替わりランチ」「週替わりカレー」「明治屋風サラダのランチ」の3本立てだった。しかし、お客さんの主力である中高年層には意外と「野菜嫌い」が多く、サラダのランチにはあまり注文が入らない。このメニューの目玉となる自家製ツナの材料となるビンナガマグロの入手が困難なこともあって、「明治屋風サラダのランチ」は早々にお蔵入りとなった。 

  

カレーは週替わりで角煮カレー、こくまろビーフカレー、バターチキンカレーなどを出していたが、1週間できっちり売り切るのが難しく、無駄を出さないためにも1種類に絞ることにした。どれにするか悩んだが、お客さんに最も好評だったドライカレーに決めた。これを「カフェ明治屋」の名物にしようという意気込みである。 

明治屋特製ドライカレー
自慢の「明治屋特製ドライカレー」。トッピングはゆで卵、らっきょう、レーズン、フライドオニオンだ。


こうして「カフェ明治屋」の定番メニューとなった「明治屋特製ドライカレー」は、公表されているドライカレーのレシピを参考にはしているが、いろいろな点で「カフェ明治屋」の(おもに妻の)味覚と嗜好にしたがって調整されたオリジナルである。ニンニクと生姜を炒め、玉ねぎと人参のみじん切りを加えて甘みが出るまで火を通す。別に炒めたひき肉と特製の調味料を加えて煮込む。最後に生クリームを流し入れてひと煮立ちしたらできあがり。こう書くと簡単そうだが、実際に作ってみると、これがなかなか大変である。そう、最近わたしはこのカレー作りにチャレンジしているのである。  

  

「カフェ明治屋」では調理担当は妻なので、基本的に料理はすべて任せてきたのだが、それでは妻の負担があまりに重い。とくに定休日の二日間、妻はカレーやスイーツの作り置きの製作に追われ「休んだ気がしない」という。そこで遅ればせながらカレーだけでも私が担当しようということになった。 

  

カフェの店主としてはお恥ずかしい話ながら、わたしは料理初心者である。いちいち妻の「指導」を仰ぎながら慣れない作業に没頭する。調理開始から5時間、やっと「明治屋特製ドライカレー」ができあがったときには正直言ってくたくただった。なるほどこれで定休日の半日は潰れる。「休んだ気がしない」というのももっともである。 

  

わたしがカレーを作るようになってから、「日替わりランチ」を差し置いてカレーの注文が入ったり、「おいしくて、癖になる味ですね」などと言われたりすると以前よりうれしさ倍増である。人間、勝手なものだ。 



y1_tokita at 08:58│Comments(1)カフェ 

この記事へのコメント

1. Posted by ラフィンのお父さん   2018年11月26日 09:01
5  料理はオリジナリティ
その料理がお客様に定着すればカフェ明治屋の味
 オーナーは以外と器用かもね⁉
がんばっ😃

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