2017年04月23日

さらば愛しの東京ひばりヶ丘

東京を去るにあたって、ここ数年、週末には必ずといっていいほど通っている「ひばりヶ丘」について記しておきたい。わたしの住まいは東京・小平市にあり、吉祥寺にもひばりヶ丘にもクルマでそれぞれ20分程度である。吉祥寺にもよく行くが、吉祥寺の情報はあふれんばかりにあるので、ここではひばりヶ丘の「名店」2軒を紹介しよう。 

 

まずは、そば屋の「たなか」である。「たなか」は、ひばりヶ丘の駅から歩いて数分、住宅街の中にある。看板が掛かっていなければ普通の住宅にしか見えないだろう。しかし、ここのそばが絶品。そばの瑞々しさといいコシといい、わたしが知る中では、長野・戸隠の「うずら家」と双璧をなす。 

たなか
「たなか」は住宅街の中にひっそりとたたずむ名店だ。


ここは天ぷらもうまい。わたしと妻は、舞茸の天ぷらをよく頼むが、揚げたての天ぷらは、ごま油の香りも良く、さっくり仕上がっている。「たなか」の御膳せいろと舞茸の天ぷらは、夏場の食欲が落ちているときでも、体調が優れないときでもすんなり入るし、胃にもたれない。しかも、その御膳せいろが一枚540円(税込)である。申し訳ないような気持ちになってしまう。90歳を超えるご主人がこれからも元気に店を切り盛りされることを願わずにいられない。 

この「たなか」は、料理評論家の山本益博氏も絶賛しているし、雑誌やグルメ本などでも紹介されているので、ご存じの方もいたかもしれないが、もう一軒は、正真正銘、隠れた名店だろう。「イットクベーカリー」というパン屋さんである。
 

イットクベーカリー
「イットクベーカリー」のパンは、まじめにパンを作るとこうなるというお手本のようなものだと思う。


この店は、ひばりヶ丘駅から南へ、バス通り沿いに歩いて10分ほど行ったところにある。たまたま店の前をクルマで通りかかったときに気になったので寄ってみたのがきっかけだったと思う。ここのパンはどれもおいしい。いちじくとクルミのパン、クルミとサツマイモのパンなどは、具がこれでもか、というほどに入っている。クロワッサンは、食べると皿の回りが飛び散った欠片だらけになるほどサックサク。とどめは「イットクおすすめパン」であるガーリックフィセルとフィセルバター(細めのバゲット)(ともに税込220円)。外側はほどよく硬く、なかはしっかり粘り気がある。噛むほどに味わい深い。これを知ってから、わが家のウィークデーの朝食は、決まって「イットク」のパンである。 

「イットクベーカリー」は善良を絵に描いたようなご夫婦が経営していらっしゃるのも魅力の一つ。良心的な値付けと親切な接客に、こちらが恐れ入ってしまうほどだ。ただ、週末などは早めに行かないと売り切れになってしまうこともあるからご注意を。
 

 

東京に未練はないが、「たなか」と「イットクベーカリー」に行けなくなるのがつらい。新天地で新しい「名店」を見つけよう。そして、業種は違えど、「カフェ 明治屋」が「たなか」や「イットクベーカリー」のようにたくさんの人に愛される店になるようにしなければ。 



y1_tokita at 18:33│Comments(1)TrackBack(0)移住 

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この記事へのコメント

1. Posted by いちのや   2017年04月29日 12:37
いよいよ出発ですね!
うきうきしますね~~

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