2017年09月06日
キャンプの神様(その2)
今年もキャンプに行ってきた。さすがに岡山から長野の戸隠キャンプ場まで行くのは遠すぎるから、県内で探し、蒜山高原キャンプ場にした。蒜山高原は、県北・真庭市にある標高500メートルほどの国立公園で、蒜山三座を望む大草原が広がっている。
蒜山高原キャンプ場は、それなりにあちこちのキャンプ場を知っているわたしから見ても、とても整備が行き届いているところだった。各区画には余裕の駐車スペースと真っ平らにならされた広いテントサイトがあり、トイレ棟(もちろん水洗)や炊事棟も立派なものが適宜配置されている。全般にメンテナンスがとてもいい。
わたしたちは、雑木林に隣接したサイトを指定され、さっそくテントを設営した。天気は晴れから曇りに。設営時に天気がもってくれたのはありがたい。設営が終わったらコーヒーを淹れ、タープ(生活の場用の広いテント)の下でチェアに腰かけ一息。「キャンプに来てよかった」とまず思うひとときである。
しかし、その夜から翌日にかけては、本降りの雨となった。雨もまた自然現象、と受け入れるしかないが、年季の入ったタープが雨漏りを起こし、全身が結構濡れてしまったのは誤算だった。タープには、しばらく前に撥水スプレーをかけておいたのだが、もう効かなくなってしまったようだ。買い替え時だ。
そんなアクシデントがありながらも、今回もキャンプを満喫できた。森のなか、大地に直接足をつけて暮らす。空は夏空。気温は暑くもなく寒くもなくちょうどいい。そして、キャンプの醍醐味は何といってもバーベキューと焚火だ。バーベキューでは、わが家の定番はスペアリブとラムチョップなのだが、今回はラムチョップが手に入らず、タンを塩で食べた。いつも思うが、自然のなかで食べるとなぜこんなにおいしいのだろう。
焚火はキャンプのメインイベントだ。これをやるためにキャンプに行くという人もいるくらいだが、わたしたちは、少なくとも焚火をしたくなる気温の場所へわざわざ行く、とはいえるだろう。火を見ながらボーっとしているだけで心が落ち着く。ヒトが何万年前から火を使うようになったのか知らないが、おそらくそのころに培われた本能なのだろう。
今回のキャンプでの一番の心配事は、撤収日の天気だった。撤収の日に雨に降られると、テントやタープなどを濡れたままクルマに積み、後日、広げて干さなければならなくなる。ヘタをすると、クルマのなかがカビだらけになる(わたしにはその経験がある)。当日の予報は雨だったが、おおむね曇り、撤収が終わるころには日が射していた。キャンプの神様は、今回も微笑んでくれた(帰ってきてみたらブヨに刺されていたというオマケは付いたが)。
この記事へのコメント
地を変えても、好きなことのスタンスを変えず、その地に適応していかれる姿勢は読んでても伝わってきますし学ぶべきところです(^ ^)
自然、イイですね(^ ^)
ジャージー牛を見ながらタン塩ですか?(笑)
人間って何とか残酷な生き物なんでしよね⁉
私のキャンプの思い出は色々ありますが、ただただ朝、昼、晩と食事の支度をしたことを思い出します。何を作っても美味しいだな🎵
それから満天の星🌟を眺めたことを思い出します。