2018年02月27日
歩くクルマ(その2)
地方では、ちょっとそこまで「歩いて」行く感覚でクルマに乗ると前回書いたが、わたしがこちらでクルマを運転していて感じるのは、地元の人たちの運転の仕方も「歩く」に近いのではないかということである。
歩いているときは、前方から人が来たらヒョイと避けたり、曲がり角でふと思いついて急に曲がったりということはよくある。歩くスピードだからそれで問題はないし、たとえぶつかったとしても人と人だから大したことはない。
一方、クルマは何十キロというスピードが出ていることが多いし、交差点などで止まっていても、対向車とは距離があるから目配せで了解し合えるとは限らない。だから進行方向をウィンカーで周囲に示す、右折車よりも直進車が優先などというルールがあり、運転者はそれに従うことになっている。
ところが、岡山に来て感じるのは、この交通法規よりも「歩く」感覚を優先させるドライバーが多いことである。岡山がウィンカーをつけない県ナンバーワン(ワースト?)であることは前に書いたが、それだけではない。よく見かけるのが、交差点で信号が青に変わった瞬間、対向の右折車が先に曲がってしまうケースだ。それも、「今日は急ぐから」という感じではなく、日常的にやっているように見える。歩いていて、前から来る人がモタモタしているから「お先に」という感覚だろうか。
ほかにもある。幹線道路に合流するとき、直進車が急ブレーキを踏まなければならない状況で出てくる。人波に合流するとき、「ちょっとごめんよ」という感じか。信号が黄色に変わったくらいでは止まらず、赤でも突っ込む。「私までは通してよ。いいじゃない」という感覚か。
すべて、マネをしようとは思わないが、相手がそう出ると予測しながら運転するようになった。事故を起こしたら元も子もない。ゴールド免許までは、まだ3年もあるのだから。
この記事へのコメント
全国から見ての事故率はどのくらいですかね❔
わがままな運転する人は、結構お年寄りが多い気がしますな⁉
私も気を付けないといけませんね。