2017年03月19日

「晴れの国」を東へ西へ

移住先として考えた岡山県は「晴れの国」をキャッチフレーズにしている。雨の降らない日が日本一多いというのが売りだ。いいではないか。わたしは岡山への移住を前提に地域を絞りはじめた。 

 

「晴れの国」といっても、晴れが多い、雨や雪が少ないというのは県庁所在地である岡山市の話だ。岡山県でも中国山地のほうや内陸の盆地ではけっこう雪が降る(そして寒い)らしい。夏は過ごしやすいそうだが、雪と寒さを敬遠しているわたしとしては、山間部は除外したい。 

 

次の条件は、都市部との「ほどよい距離」だ。これには、カフェの開業を前提に店舗兼住宅を手に入れるという当方の目標が絡んでくる。カフェには、もちろんまず地元の人たちに来てもらいたいが、それだけではなく、岡山市、倉敷市といった都市部からも来て欲しい。地方の足はクルマだが、ドライブがてらといってもあまり時間がかかるようでは足を向けてもらえないだろう。1時間以内といったところか。 

 

そして大きなネックになるのが物件の広さである。店舗部分と居住部分を合わせて、最低でも120平方メートルは欲しい。クルマを何台か停められる駐車場も必要だ。それだけの物件になると、岡山市や倉敷市内では予算オーバーになってしまうことが、ネットをちょっと見ただけで判明した。 

 

もちろん、せっかく地方に移住するのだから、都市部ではなく、少し離れたところがいい。その条件で瀬戸内式気候の恩恵に浴するには、岡山市・倉敷市から少し離れた沿岸部がいいだろうと目星をつけた。具体的には、岡山市の南の玉野市と、東備地域と呼ばれる備前市瀬戸内市赤磐市和気町だ。 

 

岡山には、岡山県不動産協会などがやっている「住まいる岡山」という不動産情報サイトがあるエリア、地図などから県内のたくさんの物件情報にアクセスできるサイトだ。それに加えて各自治体が提供している「空き家バンク」サイト。これらの物件情報を、わたしと妻でどれほど見ただろうか。数百というオーダーだと思う。
 

瀬戸内の島

「晴れの国」岡山の空は青い。海も、そして島影さえも青い。


そして、いよいよ2016年半ばから行動を起こした。7月から11月にかけて4回、それぞれ2泊3日で物件内覧の旅である。空港でレンタカーを借り、クルマで東へ西へ。自治体の担当者や不動産業者との約束の時間に遅れまいと分刻みのドライブだった。 

 

しかし、物件はたいてい帯に短したすきに長し。手頃な値段で店舗スペースが整っている物件は駐車場がない。海に面した別荘のような物件は幹線道路からのアクセスが極端に悪い。県道に面した敷地の広い古民家は、どう見ても改修がわたしたちの手に負えない。一軒、観光地である牛窓町内に条件に合いそうな物件があったのだが、タッチの差で先客に取られてしまった。 

 

30軒ほど見たわたしたちは、「ほんとうに家が見つかるんだろうか」と途方に暮れるのであった  



y1_tokita at 21:03│Comments(0)TrackBack(0)移住 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字